髪は毛母細胞と毛乳頭から作られる!

 

薄毛や抜け毛のお悩みは、男性だけでなく多くの女性も抱えています。

そんな髪の毛は、毛根から生えてくるということは当たり前のことのようですが、毛根の中での髪が生える仕組みまでは知らないという人は多いのではないでしょうか。

髪の毛1本は、毛根の一番奥に存在している毛母細胞と毛乳頭から髪は生まれて成長していくのです。

ですから、毛根があっても毛母細胞と毛乳頭に元気がなく、本来の働きがなければ髪の毛は生えてきません。

毛母細胞は、毛根の奥にある毛球という部分にある毛乳頭の周りを取り巻くように存在して、毛乳頭と一緒に髪の発毛と成長に深い関係があり、とても重要な働きをしています。

それでは、どのようにしてこの毛母細胞と毛乳頭が発毛に関わっているかというと、まず、毛乳頭が血液中のホルモンから髪を発毛させる指示を受け、その命令を毛母細胞にくだし、さらに、髪に必要な栄誉素も送り始めます。

すると、毛母細胞は細胞分裂を盛んに行い始め、それが毛穴の外へ出て髪の毛になり、どんどん成長して伸びていきます。

ちなみに、外側から見える髪の毛の部分を毛幹、頭皮の中に埋もれている部分を毛根と呼び、毛根は毛包に包まれています。

そして、毛根の一番奥には毛球部があり、そこに髪を発毛させ、成長させる重要な働きをしている毛母細胞と毛乳頭が存在しています。

この毛球部は、髪の毛を作る重要な部分なので「髪の製造工場」と呼ばれています。

そして、毛球部で作られた髪の毛1本は、成長期(2~6年、女性の場合は約4~6年)→退行期(2~3週間)→休止期(2~3ヶ月)というヘアサイクルを経て、1本の髪の毛が一生を終え、最後は自然と抜け落ちていき、また、そこから新しい髪の毛1本が育っていきます。

もし、薄毛になったり、多量の抜け毛が発生した場合は、何らかの原因で毛母細胞と毛乳頭の働きが低下したということになります。

ですが、毛母細胞と毛乳頭を低下させる要因は、男性と女性では違います。

男性の薄毛や抜け毛は、AGAと呼ばれる男性型脱毛症がほとんどで、この症状は男性ホルモンが毛母細胞の働きを抑えて髪の成長を止めてしまうことが原因ですが、女性の場合は、睡眠不足や栄養が偏った食事、喫煙、運動不足、ストレスなど、日頃の生活習慣の中に多くの要因が潜んでいます。

男性型脱毛症は、どうしても遺伝的な要素が強いので改善は難しいですが、女性は規則正しい生活を送り、正しいヘアケアを行えば、男性に比べて改善しやすいと言われています。

それでも近年は育毛に関する研究が進み、男性型脱毛症に効果的なミノキシジルという育毛剤に配合される成分が登場して、改善効果が期待できるようになりました。

また、女性の脱毛症で代表的なタイプは、最も多い「びまん性脱毛症」、出産後のホルモンバランスの乱れから発症する「分娩後脱毛症」、フケが毛穴を塞ぐことで発症する「ひこう性脱毛症」、皮脂の過剰分泌による「脂漏性脱毛症」、ポニーテールなど髪を強く引っ張ることで起きる「牽引性脱毛症」、ストレスが関係すると言われている「円形脱毛症」などの6タイプが挙げられます。